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名古屋。
わたしの名古屋に対するイメージは、「えびふりゃあ」「ひつまぶし」「金のしゃちほこ」。
その程度しかなかった。
名古屋に何の接点もなかった私は、名古屋の食文化についてはほんの一部の知識しかなかったが、仕事で行き来し名古屋の人とも関わることが多くなり、一番興味深い土地だなぁというのが今の印象だ。 と、いうのも私は就職して、営業に配属されたのですが、60Hz担当という、おそろしく広い範囲の担当となってしまった・・・
そこで、名古屋の企業と、関わるようになり個人的な会話もするようになる中で、名古屋ってこんな感じなんだ。
とか、考え方なのだというのが少しづつではあるが分かってきたのだ。
わたしの会社は、東京と大阪にしか営業の拠点がなく、それを大まかに半分に分けたのだから、仕方がない。
大阪支店の中でも、60Hzを大阪より西と東に分けているのだが、わたしは大阪より西の担当。
大阪支店と言えば聞こえは良いが、営業は上司を合わせても3人しかいない。
上司は四国、九州、沖縄の担当で、残る2人で本州の60Hzを半分に分けたのだ。
はっきり言って、ありえない。
入社3日目で、正直辞めようかと思ったのだけれど、支店の歓迎会で『頼むから、長く続けて』とお願いされ、
酔って気分の良かったわたしは、『まかせてください!!!』なんて、張り切って返事をしてしまった。
なんとなく、辞めにくい・・・
結局、2年たった現在も続けている。
営業していてわかったのだが、会社がメーカーだということもあり、ほとんどが代理店が商社が受け持ってくれていた。
なので、わたしたちはややこしい仕事や、大きな物件のみ出張がある程度だった。
それに、移動中は好きな本を読めたり、出張前に遅くまで飲み歩いても、長時間の移動であれば、
かえってぐっすり寝て行けたり、要領よく過ごすことが出来た。
一番遠方は静岡の浜松辺りまで出張していたが、やはり名古屋が一番印象に残っている。
比較的物件も多いので、月2回から、多いときで4〜5回は出張がある。
もちろん、日帰りなのだが。
名古屋だからオモシロイとか、変だということもないのだろうが、たまたま遭遇率が高かっただけ。
あと、わたしだけの感想かもしれないが、名古屋の人は羽振りがいい!
だから、好きなんだろうなぁ。
名古屋の結婚式は派手で、羽振りがいいと思ったのだが…、それは、表むきかもしれない。結構、倹約家の様だ。
「名古屋で娘を三人持ったら破産する」って聞いたことありますか。
名古屋の結婚式は派手で、嫁入り支度に相当お金を掛けるようです。 昔からの風習で、家具用トラックと、電化製品トラック、お嫁さんの新車がその後に続きます。 また、家から着物姿の花嫁を送り出して、近所の方に見てもらうのですが、タクシーにのって送り出した後が、大変なことに。 「菓子撒き」が始まるんです。 これ近所のおばちゃんや子供達が口コミで集まってくるんですが、結構たくさんの人が集まってきます。 来られる人は、花嫁を見に来るというより、メインはお菓子でしょう。 後から、あそこの菓子撒きはよかっただの、少なかっただの話題になるそうですから、 見栄っ張りといわれる名古屋人は、結構お金を使うようです。○十万ほど…
そんな大金を3人分使ったら確かに一般家庭は破産しますね(苦笑)
名古屋ではなくても、地方ではお菓子まきをされる人もあります。まくと言うよりも、実家から式場にむかう時に御嫁さんをお披露目して、嫁さんが式場へむかわれた後に、お菓子を家の人が見てくれた人に配ってもらうという事をするらしいのです。 名古屋から程近い岐阜の出身の知り合いがいるのですが、その人も地域で、今日はあそこで嫁入りがある、今度はあそこで嫁入りがあるというようにどこで仕入れるの分からない情報網で知らされるみたいです。 実際に行くと確かにそこでお嫁入りの準備がされていて、お嫁さんは着物を着て、静かに椅子に座っている…というような場面をよく見たと言います。 子どもながらに、自分も御嫁に行く時はあんなふうにするのかな…って思って憧れたそうですし。 お菓子が沢山詰められたお菓子をもらうのがとても嬉しかった記憶があると言っていました。 名古屋とその周辺で行われている昔ながらの結婚式の風習を見ても、やっぱり名古屋はおもしろい!って思いますね。
最近名古屋の話題を耳にすることが多い。
つい今朝ほど、名古屋の給食の話題がテレビで取り上げられていた。 予算がありそうな名古屋だけれど、最近原材料が高くなってきたこともあって、給食のメニューはすこし寂しいものになっているらしい。冒頭でも触れたように、名古屋といったら海老フライ、味噌カツが思いうかぶのだが、予算の関係で海老フライやカツなどのフライの日が以前に比べて激減しているのだそうで、だからと言って栄養が偏った物が出されているのかというとそうでもない。予算のなかで、栄養は摂取できるように、切干大根の煮物とか高野豆腐などのメニューが多くなっているのだそう。
おせじにも、子供が喜ぶメニューではない…。家でもなかなか作らないメニューだから、ある意味、給食を含め家での食事とのバランスもとれていいのかも知れない。
給食の意味が、昔とは変わってきていので、必要最低限の栄養補給に加えて楽しくとれる食事の要素をもっと入れてもいいのではないか?と思うのだ。
授業以外に楽しいのは休み時間と給食ではないだろうか。
愛知の中心の学校だからこそ、さすが名古屋市は違うな〜という給食に改善される日が来るのだろうか…。
給食というシステムがあるだけ有難い事なのだが、できれば給食が楽しみなものであってほしいと思うし、給食時間がもう少しゆとりを持って食べられるじかんだといいと思う。15分から20分の間に食べきるって、なんか殺伐としてません?
準備も含めて、ダラダラ…というわけではないけれど、ゆとりをもってできたら、子供たちにも負担がないと思うのです。
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