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〜Sさん〜番外編
小ダヌキさん
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名古屋の方言

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イラスト 名古屋を担当になってから、やたらと笑いに縁のあるわたし。
Kさんとの同行で、もうひとつ事件があった。
それは、夏のある日のこと。
また、名古屋駅で待ち合わせしたわたしたち。
あまりの暑さに、某デパートの中を通り抜けていました。
そこは、高級ブランド店が並んでいる通路。
ガラスはピカピカで、人通りも少ない。
とあるブランド店にガラスのショーケースに入った時計が。
値段は数百万。
その値段をわたしに教えようと、
「この時計すごい。見てみ。」
めずらしく興奮した口調で、ショーケースに身を乗り出した。
すると・・・
ゴーン!!!
大きな音が辺りに響き渡る。
お店の綺麗なお姉さん2人も驚いてこちらを見た。
なんと、ガラスのショーケースは店舗の中、通路近くにあり、ピカピカに磨かれたもう1枚のガラスに気づかなかったKさんは、 勢いよくガラスにおでこをぶつけたのでした。
普通はわかるやろ!!!
心の中で突っ込みを入れながら、このときばかりはあまりの笑いに「大丈夫ですか?」の声すら出なかった。
Kさんは、何ともないように焦ることもなく、さらにわたしを笑わせた。
「おぉ、デコの跡が・・・」
綺麗なガラスには、くっきりとKさんの脂ぎったオデコの跡が!
Kさんは、ポケットからハンカチを取り出し、おもむろに汚れを拭く。
しかし、ガラスは綺麗になるどころか、ますます脂を周囲に広がらせるだけだった。
もう、恥ずかしいやら、笑えるやら。
この出来事は、笑いの途絶えた飲み会での、わたしの話題のひとつとして、今も大切にされています。




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