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Tさんは、最初の現場のAさんとは、全くというか、正反対のイメージの人だった。
はじめてTさんを訪問した日、Tさんはボタンダウンのシャツに、遠目ではわからないほどの薄いストライプのスーツで、ネクタイはしていなかった。
さわやか。
Tさんは現場担当ではなく、設計なので、ほとんどが会社訪問だった。
最初の段階の説明と相談だったので、このTさんとは長いお付き合いになる。
Aさん以後、いくつかの現場も担当したので、それなりに名古屋の地理にも詳しくなり、
名古屋駅からなら、地下鉄ひと駅くらいは歩くこともあるくらいだった。
現場の担当者も皆、気さくな人ばかりで、程よい距離感。
わたしの勝手なイメージだけれど、現場という砕けた雰囲気(大きな現場は別だが)の
中だと、関西は距離感が近すぎ、関東はそれでも距離を感じる。
名古屋は、そんな中間をとるように近くて、なおかつ適度な距離をとっているような、そんなイメージだった。
Tさんも、距離感としてはそんな感じ。
このTさんの設計担当した現場でも、お仕事をいくつかいただいた。
現場では、やはり砕けた感じになるのだが、このTさんが打ち合わせに現れたときは、
その現場がいつもと違ってさわやかな雰囲気になり、現場担当者の言葉使いまでなんだか違っていることに気が付いた。
それでいて、威圧感はなく、周りに気遣いが出来るので、きっと信頼されていたんだと思う。
こういう人が一人いるだけで、現場の雰囲気もこんなに違ってくるんだなぁ。
わたしが名古屋でお仕事をして、NO1の存在です。
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